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国連支援交流協会・資源循環プロジェクト>08 >ベジーな夜明け
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2001年パリ。それはベジーな時代の幕開けだった。
アランパッサールが、「肉はもう使わない」と宣言したのである。 「肉自身が焼かれていることに気づかないうちに焼き上げる」
と、称された男である。
パリのみならず日本の新聞にも載せるほどの大事件になった。
食を取り巻く環境が激しく変動していることに、彼の料理人としての
本能が敏感に反応したに違いない。 新生〈アルページュ〉をウケ狙いという人もいたが、
先に言っちゃえば勝ちである。 ところが独立した存在として改めて野菜を見直したとき、 ひとつひとつに個性があり、多彩な味と香りを持つことがわかってきた。
シェフは喜んで料理するし、客は喜んで食べる。 今さらながら、そんな簡単なことに気づいたんだ。 しかも、体にいいときてる。これまた、言うことなし。
野菜の気持ちはもう十分に分かっている。
だから、フランスで起こったことは、実は日本じゃ当たり前のことだったんだ。
世界の中でも結構いい線いっていることに気がついた。
-2002.Jun ブルータス- ----------------------------------------------------- |
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「アルページュ」のシェフ、アラン・パッサール氏(46)がメニューからすべて
の肉類を排除し、グルメを仰天させている。 基本は野菜。多少の魚介類は付け合せに使う。 「カブと黒ラディッシュとキャベツの黒トリュフ・パルメザンソース添え」など
見慣れない料理が並ぶ。 「肉を使わない料理は二年ほど前から考えていた。もう肉類からインスピ レーションはわかない。」食文化の変化は肉抜きの決断を速めた側面も
あるだろう。 九六年にミシュランガイドで三ツ星を獲得、料理界の最高峰に。同ガイドの 新刊が三月に出るが、「職人が恐れねばならないのは星を失うことより、
挑戦の志を失うことだろう」。 それを燻(いぶ)したり焼いたりワイン蒸しにもできる」。野菜は地方の農家 から直接仕入れている。肉抜き後も客足にも変わりはなく、「野菜を楽しみ
たいというのはむしろ顧客の思い」との印象を抱いている。 ただ「フランス料理は三百年間、野菜への取り組みを怠った」と語る。 自らについても「それをさぼった私の三十年のシェフ人生も間違っていた」
と覚悟がにじんでいる。 |
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